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「0と1で証明するせかい」を終え

2019/9/29~10/5に、東京都原宿Design Festa Gallery様にて、

『0と1で証明するせかい-Digital Art Exhibition-』が行われました。

既に10月末となりましたが、改めて振り返りたいと思います。


本展は「デジタルアート」がテーマ。

主にデジタルペイントソフトを使用し、

「10H」

「Dltwの隻語」

「緊密トリアージ」

「模倣装置」

「confession」

「十二時虫」

の6点を制作しました。



 

実は自分自身が、ある作品を観て印象としてアナログで描いていると思ったものが、デジタルで描かれていると知った時、驚きや違和感を覚えたことがあります。

そこで、人が感じる美や価値はどこで生まれるのだろう?と思いました。


デジタルでの描画は現実の絵具や紙を消費しない、

擬似的な筆・画材の種類も豊富で、視覚的な紙質も選ぶことができ、また印刷する支持体も何度も選ぶことが可能で、色の調整も自在、複製、指定したキャンバスを使いながら跡形もなく線も色も消すことも出来ます。


然しアナログとデジタルに優劣はないと私は思うのです。

様々な画材に出来る事、出来ない事があります。


発想なのか、掛けた時間なのか、作る意思なのか、情熱か、使用画材の値段か、功績か、道具を使う技術か、

作品の価値を感じるのは、どの部分でしょうか。

全部であるかも、この中にないかも、人によって様々です。


そのような点を考えながら、制作にあたりました。

 


今回、作品を、制作過程を含め、何をしたのか見る人に信じてもらう、という大前提も必要であることを再認識しました。

信じてもらえる事を、作家側も確信して進まないと、恐らく止まってしまう。


作品を観る、作品について考える、それは私にとってとても価値ある行為です。

まだ、自分は説明しすぎなのかもしれませんし、足りないのかもしれません、


そしてこう考えていること自体ナンセンスなのではとも思い、迷いの中に居ます…。

 

Design Festa Galleryでの展示は良い経験になり、展示方法に自由度の高さを感じたので、また展示できたらいいなと思いました。


制作に入ると次の絵をどんどん描きたくなります。

構想を形にする、時間をとる事を継続していきたいと思います。



今年はグループ展に何度か参加させていただき、12月下旬までは展示の予定があります。

一年を超えて活動をしてきて、来年は絵画のコンペや、大型の作品に挑戦したいとの思いが生まれてきました。

ご興味ありましたら、ご覧いただけますと幸いです。


絵を使ったグッズも更新ができておりませんので、

もう少し追加していきたいです。


もうすぐ11月となりますが精一杯制作していきたいと思います。

それでは、閲覧ありがとうございました。


白古泣

2019.10.29

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